ぷり子のぷりぷりダイアリー

男もすなる日記といふものを、女(子力が高い男子)もしてみむとてするなり。 いとうつくしきふでのはなしなぞしたる。

セーラー万年筆のキャップリング変色について電話問い合わせをしてみた

どーも、ぷり子です(୨୧ ❛ᴗ❛)✧

久しぶりのブログの更新がこんな残念な内容になっちゃうのは悲しいけれどTwitterでは字数の関係上詳細に書くのは難しいからこっちに書くことにしました。

 

まずは今回のトラブルについてまだ知らない方のために、セーラーさんのホームページのお知らせをぺたり。

f:id:kazamidori4649:20160825093158p:image

http://www.sailor.co.jp/pdf/notice/20160823_discoloration-of-capring.pdf

 

どうやら下処理の変更により、金メッキ仕様のキャップリングに変色が起きる可能性があるとのこと。「まじかよ!(  Д ) ⊙ ⊙」って事で、自分が持っている万年筆で該当するであろうものを確認してみました。

ntオリジナル2016プロギアシークレット(2016.4)購入

→アウト

ntオリジナル2016プロギアスリム(2016.4購入)

→アウト

阪急百貨店限定すみれ2016プロフィットスリム(2016.3購入)

→アウト

FOUNTAIN PEN HOSPITAL限定プロフィット(2016.6購入)

→アウト

なんと4/4でアウト、全滅という結果に…「稀」じゃねー。・゚・(ノ∀`)・゚・。

修理・交換してくれるって書いてあったけど、限定軸って部材が残ってないだろうから交換無理じゃね?キャップリングって嵌め込み式だから部品のみ交換ってどうやるの、絶対に傷つくやん!( ;∀;)

頭の中で広がる不安…精神衛生上よろしくないので貯まっている振休を有効利用させていただきユーザーサービスに朝イチでお電話を掛けてみました。

※電話の内容をブログに掲載する事は担当者の方に了解済みです。途中、個人の見解や会社としての対応がまだ確定的でない部分は省いてあります。

 

フリーダイヤルは混みあっているような様子はなくスムーズに繋がりました。担当者はSさんという男性の方でした。

質問は以下のとおり。質問の内容は若干前後したので整理しました。

①修理・交換の流れについて

まずは東京のユーザーサービス宛に着払いで商品を送ってもらい、カスタマーセンターから天応工場にまとめて送る。工場で部材があるかどうか等を勘案して修理・交換が可能か判断し折り返しご連絡をするとのこと。

 

②修理・交換までにどれくらいの期間を要するか

通常はユーザーサービスに到着後3~4日以内にはこれからの対応をお伝えできるのだが、今回は件数がどれだけになるかまだ不確定なので明言できない。ただ、迅速に対応したいと思う。

 

③限定軸も修理・交換できるの?修理の時に傷とか付かないの?

正直なところ、キャップリングは部品の交換がかなり難しい。部材が残っている場合はキャップごと交換対応ができるが、残っていない場合は「修理不能」として返送する可能性もある。

※非常に歯切れが悪かったです。

 

④お知らせには「稀」と書いてあったが、どれくらいの変色を把握しているのか

24日夕方の時点で6件、お知らせ掲載前に数件の苦情を把握している。工場の部材でどれくらい発生しているかは把握していない。

 

⑤変色に係る改善策は講じたのか

下処理を以前のニッケルメッキに戻した。8月出荷分からは変色は発生しないと思われる。

 

⑥各店舗オリジナル商品の問い合わせはどこにしたら良いのか

原則として、各店舗ごとに問い合わせをしてもらいたい。理由は、オリジナル商品の責任は各店舗が有しているから、また、ユーザーサービスの対応よりも有効な解決方法を提案する事ができる可能性があるから。

ただし、今回のような複数本にわたる場合はユーザーサービスでまとめてお話を聞けた方が良いかも。

 

以上です。

お話を聞いた感触としては、修理・交換が可能なのはあくまでもレギュラー商品だけで、限定商品は「修理不能」でそのまま返ってくる予感がするってこと…:(´◦ω◦`):

これってともすれば多くの万年筆好きが暴徒と化す可能性があるのでは?と心配になったので、「限定商品はユーザーそれぞれの思い入れがレギュラー品に比べて大きいことが多い」、「せっかく送ったのに修理不能で返ってきたら怒るユーザーは私も含めて多いと思う。お知らせ文は必ず修理・交換できると受け取られる可能性があるので、限定品の対応について別途アナウンスした方がいいのではないか」と伝えておきました。

 

個人的な感想としては、まだトラブルの全容が把握できてないけどとりあえず被害が拡大する前に見切り発車だけどとりあえずアナウンスしたんだろうなと思ったり。

Twitterの友人も言及していましたが、セーラーさんは会社全体としての広報やユーザーサポートに関して杜撰なところがあるのでこれからどうなっていくのかが非常に心配な所です。

数多の特殊ペン先、積極的な限定商品のリリース、インク工房やペンクリニックetc…現在の万年筆ブームを語る上で、セーラー万年筆さんの果たしてきた役割は非常に大きいものだと思います。それこそパイロットのkakunoの大ヒットに勝るとも劣らないレベルの功績です。こんなトラブルで、「セーラー万年筆はもう買わね( ゚д゚)、ペッ」っとなってしまいたくはないんですよね。

今回の一件が、メーカーとユーザーのより良い関係を構築する「怪我の功名」になってくれる事を望むばかりです。

 

これから返送手続をする予定ですが、続報があったらまたブログに書こうと思います。ではでは、ぷりぷり〜(୨୧ ❛ᴗ❛)✧