ぷり子のぷりぷりダイアリー

男もすなる日記といふものを、女(子力が高い男子)もしてみむとてするなり。 いとうつくしきふでのはなしなぞしたる。

ぷり子が万年筆にはまったきっかけ

どーも、ぷり子です。
みなさんは初恋って覚えていますか?
私の初恋は3歳の時、隣に住んでいた高校生のりえちゃんでした。
子供心にりえちゃんの気を引きたくて、必死にりえちゃんの大好きな『忍者(当時は少年忍者)』の歌を必死に覚えて歌っていました。
嗚呼、初恋って素晴らしいですよね。
※その10年後成長したぷり子は同じく成長、いや成長しすぎてハート様みたいな風貌、大学入試に失敗してニートになってしまったりえちゃんと再会するのですが、それはまた別の話。

さて、私と万年筆にも初恋のような出会いがありまして、今日はそのお話をしたいと思います。
それは今から7年前に遡ります。当時のぷり子は長いモラトリアム生活から脱却し、社会人1年生でありました。
モラトリアム時代は勉強そっちのけで、毎日アルバイト、お金を稼いだら全国津々浦々へライブ遠征(年間100本以上DEATH)!という音楽漬けの生活を過ごしていたぷり子、『まー仕事なんてよゆーっしょw』って感じで入った職場が…

とんでもない超ブラックでしたorz
具体的に言うと、
①上司のパワハラモラハラがやばい。
②災難な事にその上司に気に入られ会議だ挨拶まわりだとあちこちに連れていかれて仕事にならない。
③前担当者が精神的に病み繁忙期の最中に離脱、そこに無理矢理ぷり子配置。
④勿論引継ぎはなし、溜まってた仕事もこんもり。
⑤周りは他人にかまける余裕なし。
ちなみにこの上司、異動する先々でメンタルで休職する部下が多発し、自殺した人もいる悪名高きお方なんです。
はい正解、ぷり子死にました(笑)
昼間は上司に仕事を邪魔されるので、必然的に朝5時に出勤、昼間は上司のお守り、夕方は退勤のタイムカードを押してから上司に見つからないように別室に隠れて作業、深夜の2時帰宅、土日祝も仕事に出るという蟹工船的な生活が半年続きます…
好きなライブにも行けず、帰ってテレビをつけるとNHKから懐メロが流れていて気付くと瞳から涙がポロリ。そう、ぷり子は少しセンチメンタルになっていたのです。
そんなある日、研修と言うことで大阪に1人で行くことになります。二泊三日の旅行、仕事は心配でしたが、『このままだとマジで死んでしまう。息抜きをせねば!』という気持ちでした。
高速バスで島根から大阪に向かい、着くとそこはあの懐かしき大阪!今思い出しても涙がでます( ;∀;)
ウキウキ気分で梅田駅をうろうろしていました。当時のぷり子は仕事のストレスをなんとか発散しようと、仕事場で楽しめる趣味としてボールペンに傾倒しかけておりました。
ジェットストリーム、シグノ、フリクション等を買いあさるごくごく普通の文房具好きのぷり子、その日はシグノのBBのリフィルが切れてしまい、阪急梅田百貨店の文房具屋さんに行くことにしました。
今思えばこれが悪夢のはじまりだったんです。
売り場に着くと、店内は広くてシャレオツ、いつもの文房具屋さんとは違って目新しい物が立ち並ぶ中、田舎者丸だしで周りをキョロキョロするぷり子。
『あっ…これ万年筆なのにノック式なんだ…紫色…キラキラ…綺麗…』

ショーウィンドウの中になんだか不思議な万年筆を見つけます。それがこちら!f:id:kazamidori4649:20151023044650j:image
阪急梅田限定のキャップレスデシモすみれです。この万年筆にぷり子は恋に落ちてしまったのです!
そしてそのままレジへ…
と今のぷり子しか知らない方々はお思いになるでしょうが、この時の私は、
『17,000円?ないわー、シグノのリフィル170本買えるわー』
と思ってさっさとスルー、そのままシグノのリフィルを3本買ってホクホクでホテルに向かったぷり子なのでした・゜・(ノД`)・゜・。

ちなみに万年筆に興味を持ち、そしてこの時の事を死ぬほど後悔するのはそれから6年後の事になるのだった…

以上が私の初恋万年筆のお話!
おあとがよろしいようで(〃・д・) -д-))ペコリン

ここまでお付き合いいただきありがとうございました†_(゜v゜*)β